『社長のボヤキ』
2004.3.21
やはり、日本中どこに泊まっても体内時計は正確に時を刻んでいる様だ。
4:00amきっかりに目が覚める。暗い。寒い。布団から出るのがおっくう。ストーブに火をつけ、トイレへ・・・。
案外、純日本風の家屋が私には向いているのかも知れない。大きな座敷、書院造り、ふすまで仕切った部屋、台所の炉端、建物は木と紙が主で、日本の四季に対応する為の知恵をいかんなく発揮した作品、対応する為にはちょっと手間がかかる。
まだ真っ暗である。セーターを持って来て大正解。外気は−5℃位か。歩いてみる。「夜明け前」が大好きである。やがて小1時間もたっただろうか。5:15分位であろう。陽が昇って来た。この瞬間が一番寒いが好きな時間である。闇から光へ・・・。枯れた芝が一面に広がるこんな所でゴルフでもしたら面白いだろうナ。なんて考えていた。
朝食も終了。皆様は、又、研修会。カワヨさんの奥様の御配慮で蔵を改装したクラブの居間でこの原稿を書かせてもらっている訳で、非常に具合が良い。黒と白のシンプルなコントラストが思考を進めてくれる。「社長室もこうでなくては」なんて思いながら、すっかり気に入ってしまった。今度来た時はここに泊まってやろう。座敷も好きだし、和洋折衷もイイナ。
「あれも良い、これも良い」 ゲにマッコト私は欲張りである。しかし欲望は欲望である。現実ではない。現実を達成する事は非常に難しいものであるが、欲しいものは欲しいのである。まだ生々しい自分がうらめしい。
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