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1月24日(木曜日)快晴

イスラマバードからクエッタへ
イスラマで残されたわずかな時間に、教育その他勉強好きの武政先生は教育調査のため、小学校のテキストを買いに走る。ほんの10年前まで木のノートを使っていたそうな。

国内線空港では、トラックに機銃をつけた警備の人達がウロウロ・・・。
鹿内さんいわく、「ゲキテツから指をはなしているから、大丈夫。ド素人のこちらは、銃口がこちらを向くたびにドキドキ、ハラハラ・・・暴発ってこともあるんだぜ・・・

この国は常に臨戦体制にあることをボディーチェックで思い知らされる。股間まで手をのばして来る。オイオイ・・。
3度のチェックはチトきついものがある。パキスタンの人々は何もない様に通り抜ける。もちろん、自動小銃つきのチェックである。

エアーの窓から下界を見下ろす。イスラマ、ラワールピンディ、全く緑色果てる・・川もない。粘土細工みたいなこれが砂漠と云うものか。

ようやく、クエッタ。我々には調度良い気温か・・・。
UNHCR、ブリーフィング。チャマンへ、土曜日に設定。
そして、夕暮れ時目的地、サマリーにごあいさつ。
明日から活動がはじまる。

団長


2002年1月24日 21:50(PAKI時間) SERENA HOTELにて

また、前回につづき1日遅れの日記です。
23日の予定としては、15:00にイスラマバードにあるWHOとのアポイントだけでした。
時間には、多少余裕があったため、朝、ニュージャロザイキャンプに立ち寄ることになりました。ここは、久保田氏から、話はいろいろと伺っていた、トランジットキャンプと呼ばれている所です。つまり、一時的に滞在し、別の場所に引越しするキャンプです。ちょうど、我々が行った時にも、引越しのバス(UNHCRのステッカーが貼ってある。)を数台見かけました。
キャンプ内を奥に進むにつれ、数え切れないほどの難民に、車を囲まれました。
これにより、さらに先に進むことは危険が伴うため中止。警察に連行されました。

その警察に向かう途中に、井戸を発見。羽生さん、久保田さんに確認後、採取に無事成功。今回、初めての井戸の水です。
そこで、前回のコトカイキャンプで採取した水の検査結果についてです。
ここは、前回の日記にも記載したと思いますが、タンクに水を分けて使っていました。仮説として、ただ水をくみ取り、タンクに分けているかと考えていたが、大きな誤解でした。タンクの中の水は、塩素消毒も行われ、日本の水道の基準に劣らないものでした。
なかなか、ユニセフもしっかり水の管理をしていることが理解できた。

井戸の水については、次回の日記で報告したと思います。

坂本


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