社長のボヤキ 2002年10月
『社長のボヤキ』 2002年10月
『社長のボヤキ』
2002.10.29
書きこみ、どうもありがとうございます。
早速、実名にて御紹介させていただきます。
十和田市の簗田といいます
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先日メールにてお問い合わせのありました「ダイホルタン・プリクトラン」の急性経口毒性(直接口から摂取した場合の毒性)についてご説明申し上げたいと思います。 無登録農薬の登録情報・残留性については別表(3枚)のようになっております。 それをもとに「りんご」だけを食べた場合の急性経口毒性について説明いたします。 例 りんご1個 300gとして ダイホルタン 残留基準値 5ppm したがって急性毒性に関しては、1日約1,667個(約500kg)のりんごを食べないと
したがって急性毒性に関しては、1日約392個(約118kg)のりんごを食べないと
慢性毒性(発ガン性等)に関しては厚生省の基準告示が取り消し(検出不可)となっており、ADI(1日摂取許容量)の設定がありませんのでなんともいえないのですが、無登録農薬が今後、販売・使用されることはないと思います。また、散布された農産物は市場に出回ることがないと思いますので、今後、安心して「りんご」を召し上がってください。 無登録農薬の登録情報・残留性について ※農林水産省HPより引用
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簗田です |
本日、伊勢丹グループから板柳町に「青森県産リンゴについては、今少し自粛するが、板柳町のリンゴだけは積極的に販売する」との報告がありました。
もうそろそろ、小生の「ボヤキ」は必要なさそうです。
十和田市の簗田さん、本当に御理解ありがとうございました。
と云うところで、「ボヤキ」は中締めとさせていただきます。ありがとうございました。
次回からは、リンゴに通常散布している農薬の細かい分析と、考えられるBest散布歴を回を追って御紹介して行きたいと思って居ります。
今一度、板柳町の皆様に「万歳!!」
『社長のボヤキ』
2002.10.26
ロータリー仲間の岩木山神社、須藤さんを訪ねてみた。
少し寒いが、社務所で頭をクリーンにしたいと考えたからだ。流石に冷える。
大きな昔ながらのトイレで用を足す。突然、携帯が「ギャーギャー」わめき出した。
無粋な奴だと思いつつ、携帯をONにした。板柳町 舘岡町長からである。ひどく興奮して喋っていることが良く判らない。泣いている様でもある。ようやく判った。「板柳町産リンゴ全量調査が消費者に認められた」と云うことであった。小生も久し振りにアドレナリンが身体にほとばしるのをおぼえた。"あれで良かった"のである。消費者が納得しないと「売れない」のがハッキリした。よかった。
兎に角、首都圏の某有名百貨店より板柳町長宛に、メールが舞い込んだんですナ。メール差出人の許可確認が取れていないので、具体名は削除しました。悪しからず御了承下さい。
御紹介します。
○○本社の○○です。 その意味で板柳町があえてリスクをおかしてまで全農家検査に踏み切ったことは消費者が安全安心という点では結果がどうであれ評価します。 その視点で見ると、やはり聞き取り調査で安全宣言をするよりも、全農家検査で問題点を明確にして客観的な数値をもとに安全宣言をするほうが、はるかに説得力があります。 当社のギフトのメインは板柳町産です。販売を継続します。20日に通達しました。 来月予定がとれれば、バイヤーを連れて青森を訪問したいと思います。
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社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター、財団法人マイコトキシン検査協会、財団法人 畜産生物科学安全研究所の皆様どうもお陰様でした。ありがとうございました。急がせてごめんなさい。
『社長のボヤキ』
2002.10.23
匿名投稿「悩みのtaneを解決する・・・」。先日もメールをいただきました。
ありがとうございました。御紹介させていただきます。
弊社の社長もナフサクは「採算性が理由で失効した農薬」 因みに現在、弊社社長はナフサク擁護派ではありません。 私自身は、同じ失効農薬でありながら、ダイホルタン、プリクトランと 差別をしたことには、合点がいっていません。 前にも書きましたが、私は慢毒試験における発ガン性が農薬の可否 を左右するのに疑問を持っています。なぜなら、現在の試験方法では私達が 毎日食べる肉でさえも発ガン性が陽性になるのですから・・・ 私の勤務する会社はタネヤです。種苗・農薬・肥料などが主な販売品目です。 その中で、私の仕事は得意先の生産者から、野菜を買い、スーパー等へ販売する 仕事もしています。北海道から九州まで私の得意先は点在しています。 時には店頭にたって野菜の販売もしていますし、畑で農薬や肥料のの説明もします。 その中で生活者やバイヤーには過剰な見かけ重視を控えてもらうようにお願いし 生産者には、農薬の正しい使い方をくれぐれもお願いしています。まして、かつて 使った、よく効く農薬に未練をもつのはやめて欲しい。命取りになりますよと・・・ HPにあったように、考えないというのは本当に恐ろしいことです。 |
「生産者の方の命あずかります」 いいですネー。
だけど、本日、機械をいじってた我社のMrパソコン君より、「過激な掲示板がありましたー!」って、があったんだよネーー。見たら大変でした。業界では普通のことかも知れないんですけど、ちょっとどころか、かなりショックだったんですナ。
http://www.nogyo.co.jp/cgi-bin/12ch/nouyaku/index2.htmlにアクセスしたら、小生のホームページなんて、ブッ飛んでしまいそう。リアル、リアルです。
本日より、農薬に関する情報を日本農薬潟Jスタマーサービスセンターの日向歩様からも頂く事とします。早速、ちょっと遅いかも知れませんが、農薬取締法の改正動向について・・・。
《農薬取締法の改正動向》 改正内容 (1)農薬の製造又は輸入にかかわる規制の強化
(2)農薬の使用にかかわる規制の強化
(3)罰則の額の引き上げ
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日向さんが疑問視しているのは、
1 適用拡大・登録取り下げなど登録内容が変更になった場合の告知の問題
2 マイナー作物の登録の問題 3 非農耕地用として販売されている無登録除草剤の販売規制は実施されるのか? |
少子高齢化している現代、「ちょっと農作業」って訳には行かなくなって来た様な気がします。コルホーズとかソホーズとか、昔、勉強したのを思い出します。
こう云う具合に、規制、規制で明け暮れたソ連の結末は、読者の皆様が一番知っていることでしょう。
国営化された管理農業、面白くも何ともない。「何を使ってもいいヨ・・・。だけど、出荷する時は残留農薬チェックをつけて、保障してネ。」多めに買った人に、分析キットでも付けてさ。「お疑いでしたら、ご家族で検査して下さい。」とかネ。そして、「検査で問題があった場合は、買ったお金の100倍返金します。」とか・・・。そしたら、面倒くさい規制なんて必要ないんだナ。あまり、面倒くさい規制が多くなって来ると、誰も農作物なんて作らなくなるヨ。農業就労者の平均年齢って何歳か知ってんのかな?「記録を残して、履歴を添えて・・・」なんて、薬剤師だって、ついこの間から処方箋の薬歴をつけ始めたばかりなんだから・・・。誰かどうにかしてくれないかな。そうだ、農水省に司令塔を造っちゃえば判り易いんだな。【何でも相談局】なんて、面白いかも・・・。
小生は自由でありたい為に『社長』になったんだけど、本当は不自由でたまらないんだネ。
『社長のボヤキ』
2002.10.22
忙しいネ〜。トイレの時くらいしか部屋から出れない・・・。
我社屋は、自動車メーカーのディーラーをそのまま使用しているので、兎に角、使い勝手が悪い。その上、小生の部屋は昔の部品庫。朝晩は冷えるし、湿気は上がるわ、暗いし・・・。
第一、 風景が良くない。隣のガソリンスタンドの看板と風にはためく『のぼり』しか見え ない。精一杯工夫してみても部品庫には違いない。 一方、社員連中はと云うと、新車展示室が事務関係社員の居留区となっているので、天井は高いし空調は効いているし、圧迫感がない。 「社長、少し部屋を移動しましょうか?」とか、新社屋の建築構想を練りましょうか?」全然ないもんネ。穴倉生活10年ですゾ・・・。環境が暗いと、気持ちまでジメジメして来ると思うし・・・。とか何とか云っても、誰もそんな事は考えていない様である。 どうせ、「打ち出の小槌」ぐらいにしか思ってないんだろうナ。はたまた、社員諸君は「年末のボーナスは?恋人は?」・・・てな具合でひたすら、Going my way・・・。目先の事で「忙しい、忙しい」と云っていればどうにかなる商売をやっているんでしょう。なんて考えちゃうんだよなあ。あ〜〜もう、ヤケクソだ!(焼けた糞って本当に臭いんだってさ。関係ないか・・・)。ひたすら平和ボケなのである。
それはそうと、板柳町で35の無登録農薬検体が陽性反応を示してしまった。
新聞では、「シロ」とか「クロ」と書いているけど、我々薬剤師の世界では、正確に云えば「ハイイロ」なんですナ。検査結果を確認する作業が終了していないんだから、「ハイイロ」なんです。薬剤師は何事も、事実の確認をする習性があります。従って、余りストレートな結論は出さないから、どうしても根暗に見られてしまうんですナ。
今回の、「再確認検査」の結果は25日に出揃うとの事なんだが、「ハイイロ」としておけば良いものを、「シロ」とか「クロ」にしたもんだから、この後が大変なんだよネ。
どっちがどっちでも、ちょっと一騒動あると思っているんだが・・・。第一、9月に採取した検体と、10月に採取した検体とでは、おのずと差異が出て来るし、残効性だって問題だし・・・。あくまでも、同一検体でない『土俵』で比較するのは、極めて論理的展開に難易性を推測出来るが、「シロ」だったら、今、「シロ」なんだから、1ヶ月前の結果なんて関係ないと思うんだけど、学術的にはどうかな? 研究所同士の論争結果なんて待っていると、いつ出荷できるかわかんない。とりあえず「シロ」で出荷しちゃうことですナ。 兎に角、「ハイイロ」が「シロ」になれば良いと思っているんです。青森県産の出荷が拒否されている現在、1日も早く「疑惑」が解けて欲しいもんです。ただでさえ冷えている県内の景気が心配です。折角、丹精込めて作ったリンゴが買い叩かれない様に祈るばかりであります。「死んだ子の年を数える」訳じゃないけど、あの時、県内産のリンゴ全量調査可能な時期に簡便法で、農水省・厚労省に許可を取って「シロ」「クロ」「ハイイロ」に分別していれば、今みたいな混乱は出なかったと思っているんだが・・・。いくら進言しても、聞いて呉れなかったもんネ。イイや、こんなもんでしょう・・・。
しかしながら、いつの時代でも、最終的に犠牲になるのは農民だよネ。頑張りましょう!
ここはアフガンではない・・。統治国家『日本』なのです。政治家の皆さん、頑張って下さいヨ!黒澤明の『7人の侍』みたいに、Happy endになるのを祈るばかりです。
そうこうしているうちに、匿名希望の「悩みのtaneを解決する・・・」方より投稿がありました。御紹介します。
前略、急なメール失礼します。
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木酢液は登録失効農薬?
木酢液は過去に農薬登録(期間S48.2.28〜S54.2.28)があり、現在は失効 しています。
その登録内容はマツ・スギ・ヒノキ(非食用作物)の苗立枯病を対象としたものだと、記憶しております。
それがいつの頃からか食用作物(イネ・野菜・果樹等)に使用される、様々な病気・害虫に効果があると言われ使用・販売されるようになってきた。過去に農薬登録があったことを知っている人間は数少ない事だろうと思います。
作物の病気・害虫に効果があるということはその木酢液に効果のある何らかの物質が入っているという事であり、その物質は特定されていないと思います。
木酢液には発ガン性物質が含まれているということが確認されており、木酢自体に含まれる数十種類の物質の作物に対する効果・薬害、人体に対する影響等がほとんど解明されていないのではないかと思います。(人体に対しての有害物質が病気や害虫に効果があるのかも??)
私は、木酢液が自然・天然物質なのか?という疑問もわいてきます。自然状態では木酢液は出来ない(炭窯にて400〜600度の温度で木材を焼成し、その煙を乾留して造られている、木酢製造は石油化学工業前身、木材乾溜工業として、酢酸・メタノール製造に利用されていた)。
わけの判らないもの(天然物質)が作物の病害・害虫に効果あるからと言ってむやみやたらに散布され生産された農産物が果たして安全なのかは非常に疑問が残ります。
いずれにしても、作物に使用される「ある物質」に肥料的効果があるならば「肥料登録」を取り、農薬的効果があるならば「農薬登録」を取り、作物・人体に対しての効果・影響のはっきりした物を使用すれば「食の安全性」が守れると思います。
また、農薬登録の判断基準に関して「発ガン性」は非常に大きい問題であります。
農薬は、人間が「食物」として、毎日摂取する作物を生産するにあたり使用する薬剤ですので、作物には極微量に残留します。そして、その作物を毎日死ぬまで食べ続ける訳でありますから、その薬剤の影響については慎重を期す必要性があるのだと思います。
現に「無登録農薬販売使用事件」では、その薬剤に「発ガン性」があり、作物に残留してはいけない(検出不可)規定があり、それが残留していたことに端を発しています。
そんな私も発ガン性を気にしながら「煙草」をすっています・・・・・・。
取り留めのない意見ですが、参考にしていただけましたら幸いです。
文責 樺ャ田アンド町田商会 取締役営業部長 工藤義明
今回の質問投稿には、当社の新進気鋭、工藤取締役に登場してもらいました。
小生も『発ガン性』物質に対しては色々、考えた一人ですが、何を喰っても何を飲んでも、空気を吸っても水を飲んでも、ガン患者になり得ると思って居ります。 ちなみに、小生の両親家系は『糖尿病』と『ガン』でほとんど死亡して居ります。
小生は、『糖尿病』と『ガン』のサラブレットであると認識して居ります。 従って、ずーっと前に書きましたが、発ガン性のあるものを摂取したら、その倍量、発ガン性を消去するものを摂取して居ります。天然クエン酸なんか良いですヨ。
ちなみに、ウィスキーボトル1/3(3日で1本)タバコ(40〜80本/day)やって居ります。急にこれらをやめたら、ガンになると云われて居ります。(都合いいんですネ) 現在、54歳8ヶ月。未だ元気です!
今日のお薦め本。現在の日本を理解できる、白洲次郎著『プリンシプルのない日本』。 ・・・でした。
『社長のボヤキ』
2002.10.15
寒いのか暑いのか判然としない日です。連休ボケと平和ボケが重って社員共はシッチャカ、メッチャカである。社長の私が連休中休みなし。それも、アチコチ走り回っているというのに、休みはケイタイは電源切り、我が世の春。かわいい家族と遊んでたんでしょう。
「義務を果たして権利があるって〜の」まるでニワトリの大群を指揮している様なもの。
「三歩あるけば即忘れる」のが多すぎる。国民皆兵制度でも復活すれば少しは気合が入るって〜の。社長の復讐は、社員が根負けする位ねばり強く、シツコイことを今度こそ思い知らさねばなるまい。「我が理想を達成することは社員達との闘争の歴史でもある」誰か云ってた様な気がします。その場限りで「木をみて森を見る」どころか、足元の「石をみて木をみる」奴ばっかしなんだネ。日本もスエだよ。兎に角、忙しい、忙しいで毎日がスッ飛んで行く。そんな時、来ました。来ました。スカットさわやかな現実そのものの農業生産者より匿名投稿があったので御紹介します。
【匿名投稿】
小生、切り花専業農家です。匿名投稿を拝読しましたが、全く同感です。 |
[ボヤキ]
少し胸のつかえがなくなりました。本音で頑張りましょう。
規制は規制で結構なんだけど、もう少し関係各省が農業の現実を見定めるべきなんだナ。
日本の主産業は何だったっけ・・・。判らなくなりました。小生も平和ボケかな?
『社長のボヤキ』
2002.10.8
匿名希望の知人よりホームページに投稿があったので、御紹介したい。
中々の論客で知られる40歳台の初代社長である。風貌はオボッチャン風であるが、アグレッシブな人物である。特に社会的な情報量の多さでは、小生の知る限り彼の右に出る人物は見当たらないであろう。
友達の多くはメディア関係者と聞く。そのうち、TVデビューするんじゃないかな?匿名希望なので、名前は出せないが、あえて出したいくらい彼のシャベリは一流である。
【匿名投稿】
『社長のボヤキ』拝読させていただいております。出だしは、弘前の季節を感じさせてくれるロマンチック路線から始まるわりに、内容はエスプリが聞いた辛口トーク?!に魅力を感じます。 |
『社長のボヤキ』
2002.10.4
朝焼けは美しかった。暗闇と三日月、北極星。あでやかな紅色の朝。
「素晴らしい」の一言に尽きる。夜と朝の間、一瞬の変わり舞台・・・。
是非、弘前公園本丸付近の早朝5:10分頃の散歩をお勧めする。岩木山の色変わり、どうしようもない位とにかく美しいのである。・・・と思ったら、ザザ降りの雨、雷、稲妻が走る。暗い。朝だと云うのに、これでは夕方である・・・。
この頃、新聞各紙記者の訪問が頻繁になって来た。どうもこのホームページが原因らしい。メディアが見ているとなれば、少し気をつけて書かないとダメと肝に銘ずることにした。気をつけても、生来の『直球勝負』の小生は、『スライダー』調で仕事をしても、すぐに肘を痛めてしまうことをよく自分自身で理解しているので、やはりストレートで行くことになるんだろう。いわゆる、『コーナー』を丁寧について書くことにしよう。
各記者の皆さんに、それこそ口を酸っぱくして主張しているのは、「これからリンゴをどうするの?」「悪玉で良いのかネ」です。行政なのか、メディアなのかは判然とはしないのだが、どうやら、無登録農薬使用=『毒』のイメージを消費者に植え付けてしまったようです。
先日、いつもお世話になっている県外の方々に送るリンゴについて先方に話したら、「自殺者まで出たんでしょう」「毒なんでしょう」「ありがたいけど、今年は遠慮させて下さい」etc・・・これじゃあ、どうしようもないんで、今年は何を送ろうかと頭を痛めているんですナ・・・。小生の場合でこうなのでありますから、一般消費者の反応はどうなっているか、かなり心配する所であります。
青森県関係者こぞって、『リンゴキャンペーン』をはるべきではないんでしょうかネ。消費者達とのシンポジウム、これはメディアが主催となって、学識経験者が中心とかネ・・・。このままでは、青森県は沈没しますヨ。アゲインストにめげず、低めのドローボールでフェアウェーをキープして、ピンそばにハーフトップの『アプローチ』、『バーディー』ではなし、寄せワンの『パー』とか・・・。考え方は色々あるんですよネ。とにかく、この後が恐ろしいんです。「悪玉」を「悪玉」と決め付け後始末をキチンとしないと、消費者は見向きもしなくなるんですナ。消費者にとってリンゴを必ず食べなきゃならない理由は見当たらないんです。
無登録農薬を使用した人は悪い人で、処分は受けなければならないけど、「今年のリンゴは毎日1個食せば病気知らず」とか、何か手はあると思うんですヨ。青森県出身の芸能人に各地でトークショーをさせたり・・・。吉幾三さんなんかが、各地でリサイタルの時に青森リンゴの正しい食べ方を必ず話してもらうとか・・・ネ。
「無登録農薬は恐いもんではありません。水で洗うとか、キュッキュッと布で拭けば心配いりません。そんなに毒のあるものなら、私自身、今頃ここにいませんよ。」と、毎回言ってもらうとか。これで決まりなんだ。
「酒よ〜〜〜」って唄うんですナ。
釜山で頑張っている、スポーツ選手達にリンゴを食べてもらって、「これで勝ちました」とか、PRをマメにしないと、不景気の上に不景気が重なって、「ジ・エンド」になりかねませんゼ。
消費者の警戒心をどうしたら低下させ、どうしたら食べてくれるかを考えなきゃダメなんだネ。TVでもどんどん宣伝してもらえばイイじゃないですか。無為無策で、手をこまねいている時ではないんです。株価だって¥9000割れでしょう。日本がドンドン貧乏になって行っている現在、皆で寄ってたかってリンゴをどうにかしなきゃなんない時ナンダヨナ。
民放、各メディアの有知識の皆さん、宜しくお願いしますヨ。魔女狩りだけで終始していると、経済がメロメロになって再起不能になりかねませんヨ。何も売れなくなりますヨ。
『対岸の火事』どころの話じゃありませんゼ・・・。真剣に・・・。早急に・・・。
『社長のボヤキ』
2002.10.2
久しぶりに、アフガン調査で同行の、武政文彦先生より痛烈なる一文が届いた。
日本薬剤師会幹部諸氏、心してもらいたい。迎合するべからず、戦うべし。
院外処方箋応需が必要か否か。国民に改めて問うことが大切であろう。
「平和ボケ」を治すには、アフガンが一番です。
御希望者は居りませんか?
「突然ですが、一筆啓上。」
国の医療改革ならぬ医療費改悪で医師会が声を上げ始めた。特に今改定でもっとも影響の大きかった整形外科は前年対比2割近い減収という数字が出され、百姓一揆ならぬ整形一揆でも起きそうな気配になってきた。これまで日本はGDP費で7%という先進国中でもっとも安上がりな医療費で国民の平均寿命を延ばしてきた。いわゆる政府の低医療費政策だ。しかし21世紀を迎え、量から質の時代になりこの政策の限界が目に見えてきた。米国の対GDP費14%というのはあまりにも高すぎるにしても(しかも皆保険制度はない)、ドイツ、英国なみの9%位の費用をかけなければ、安かろう悪かろうの医療に堕してしまう。
話は一足飛びに薬剤師のことへと及ぶ。医師会あるいは医師関係団体や個人の怒涛のような医療費再見直し要求と活発なロビー活動に比べ、薬剤師はどうなっているんだろう。
長期処方の急激な増加により見かけの薬剤費は伸びているが、肝心の技術料収入は軒並み減収減益である。医師たちはこのままでは日本の医療は壊滅すると危機感を持っているのと比べると、薬剤師たちから日本の薬剤供給体制は滅びるという声が聞こえてこないことに不思議さを感じる。
日本の薬局は医薬分業が進まなかった昭和30年代までは、ちり紙や化粧品を売って糊口を凌いできた。またぞろ処方せんで食えなくなったら何か他のものを売ればいいやという考えではなかろうか。これでは何のための、誰のための医薬分業運動だったのかといいたい。営々とブランド価値を高めてきた雪印が、消費者を裏切る行為が明るみに出るや、あっと言う間に奈落の底へ突き落とされた、その光景が目に浮かび背筋が寒くなるのは筆者だけであろうか。
文責 武政文彦
『社長のボヤキ』
2002.10.1
『そろそろアフガン準備』
9月30日で、板柳町の総検体数450個全ての発送を終了し、あとは結果を待つばかり。小生の板柳町救援ボランティア活動は一段落・・・。
アフガン本国へ出発するまで、あと100日強しかない。
高校の大先輩、ネパールカトマンズ大学留学中の、MASATOSHI SATOより葉書が届いた。今年のヒマラヤ望宴旅行は中止した方が良いと云うのだ。ネパール国内が騒然として居り、不穏な空気が充満しているとの解説があった。
1月にPIA機窓中より見た『K2』が忘れられず、是非にと頼み込んでいたのだが・・・。神様は「道草を食わないで早くアフガンに入りなさい」と云っているらしい。
かねてより、ネット上で隊員募集を行っていたが、男性のみとしていたのに、3人の女性が応募して来た。男性は1人もいなかったんですナ。聞けば、多数の女性薬剤師諸君より問合せがあり、坂本隊員は困惑していたらしい。女性の方が勇敢なんでしょうか。戦争のない『平和ボケ』した男達よ、どうしたんだい?「ア〜ァ・・・」です。
この分で行くと、第三次派遣隊は、女性薬剤師が中心になるかも・・・。案外、女性の方がこの仕事向いているのかも知れない。
国境を越えれば、家庭内難民から本当の難民になれる。成田を発てば、あとはどうにかなると思うんだが。膝と腰のウズキが厳しい。
どこか良い病院を知りませんかネ。