<<難民キャンプの医薬品・飲料水・衛生環境はどうなっているか>>
昨年9月11日に発生した米国同時多発テロ事件以来、私たち薬剤師は、「炭疽菌について」、「もしもの為の生物兵器基礎知識」などさまざまな情報をホームページ上で公開し、県民の皆様の要望に応えてきました。
あいかわらずテロの危険性は消えないまま推移しておりますが、この事件のあとご存知のように米軍などがアフガニスタンを爆撃し、多数の難民が発生しました。
現地は厳寒の冬を迎え、多くの子供や高齢者が厳しい環境におかれていると聞いています。医薬品供給などを通じて生命を守る立場にある薬剤師としては、他国のこととはいえ見過ごせない状況です。
そこでこのたびもう一歩踏み込んで、アフガン難民キャンプの現状を自分たちの目でしっかり見つめるためにパキスタンへ数名の薬剤師派遣団を送ることにしました。
1月18日から2週間にわたり日本の薬剤師が「どの程度国際貢献出来るか?」を考える各種調査を行ってきます。この派遣団は社団法人日本薬剤師会会長からの激励を受け4名のメンバーで組織されたものです。
今回は現地の状況に詳しいフリーの報道カメラマンである久保田弘信氏の協力を受けて行動します。
(久保田氏の活動は↓から見ることができます。)
http://mion.wisnet.ne.jp/world/af/
私たち派遣団は、約2週間の予定でパキスタンにて以下のような活動を予定しています。
■ バザール(商店街のようなもの)における医薬品の流通現状
■ 常用されている水、井戸等、飲料水の水質
■ キャンプ内における、保健衛生について
■ 難民の栄養状態
■ 若干の援助活動
以上の点について薬剤師として調査し帰国後、このホームページ上で皆様にご報告したいと考えています。
また、パキスタン現地のレポートをほぼ毎日、このホームページ上で掲載したいと考えています。(現地における通信状態により毎日更新ができるかは、まだ不明です。)
アフガン難民対策薬剤師調査団
団長 町田 容造
武政 文彦
坂本 賢
鹿内 豊一
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